記録(2022年9月6日)*読書メモ(9/6/2022 夏目漱石『行人』)
記録(2022年9月6日)
読書1時間 | ◎(計5時間) |
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瞑想15分 | ◎(計30分) |
運動 |
ジョグ20分、日替わりプッシュアップ100回 ストレートバーディップス100回、チンアップ80回 リバースグリップストレートバーディップス100回 HIIT(Bicycle Crunch→Mountain Climber Twist→Hollow Body Rock→Mountain Climber Twist→V-Up→Russian Twists→V-Up→Trunk Curl→Russian Twist→Squats)各40秒計6分 |
未回収分 |
読書570時間(9月の読書時間計30時間) |
読んだ本 | |
起床時刻 |
6:00起床 |
9月の目標
読書メモ(9/6/2022 夏目漱石『行人』)
長野二郎の兄、一郎は妻である直の真意が分からず、精神衰弱気味になっていた。
「他の心なんて、いくら学問をしたって、解りっこないだらうと僕は思ふんです。兄さんは僕よりも偉い学者だから固より其処に気が付いて居らっしゃるでせうけれども、いくら親しい親子だって兄弟だって、心と心は只通じてゐるやうな気持がする丈で、実際向ふと此方とは身体が離れてゐる通り心も離れてゐるんだから仕様がないぢゃありませんか」
「他の心は外から研究は出来る。けれども其心に為って見る事は出来ない。其位の事なら己だって心得てゐる積だ」
兄は吐き出すやうに、又懶さうに斯う云った。自分はすぐ其後に跟いた。
「それを超越するのが宗教なんぢゃありますまいか。僕なんぞは馬鹿だから仕方がないが、兄さんは何でも能く考へる性質だから……」
「考へる丈で誰が宗教心に近づける。宗教は考へるものぢゃない、信じるものだ」
夏目漱石『行人』帰ってから 二十一
信念の置き所によって、学問か宗教に分かれる
宗教→個人の根本的な部分に信念を据えてものを見る
→「信じる」という一点において成立する
学問→なるたけ客観的な部分に信念を据えてものを見る
→「考える」という一点において成立する
「…今の日本の社会ーことによったら西洋も左右かも知れないけれどもー皆は上滑りの御上手もの丈が存在し得るやうに出来上がってゐるもんだから仕方がない」
夏目漱石『行人』帰ってから 二十一
「上滑りのお上手者」。この表現気に入りました。
それでは、また明日。