えりまとの在る所

記録を綴って愉快に生きようと試みる

記録(2022年8月26日)*読書メモ(8/26/2022 夏目漱石『思ひ出す事など:他十篇』)

記録(2022年8月26日)

読書1時間 ◎(計5時間)
英語学習15分
運動

ジョグ20分、日替わりプッシュアップ100回

ストレートバーディップス100回

リバースグリップストレートバーディップス100回

ブルガリアンリングディップス100回

HIIT(Bicycle Crunch→V-Up→Hollow Body Rock→Mountain Climber→V-Up→Leg raises→V-Up→Trunk Curl→russian twist)各40秒計6分

未回収分

読書603時間(8月の読書時間計65時間)

読んだ本
起床時刻

5:00起床

読書メモ(8/26/2022 夏目漱石『思ひ出す事など:他十篇』)

此席上で余は長谷川君と話す機會を得なかった。たゝ゛黙って君の話しを聞いてゐた。其時余の受けた感じは、品位のある紳士らしい男ーー文學者でもない、新聞社員でもない、又政客でも軍人でもない、あらゆる職業以外に厳然として存在する一種品位のある紳士から受くる社交的の快味であった。さうして、此品位は單に門地階級から生ずる貴族的のものではない、半分は性情、半分は修養から來てゐるといふ事を悟った。しかも其修養のうちには、自制とか克己とかいふ所謂漢學者から受け襲いで、ひて己を矯めた痕跡がないと云ふ事を発見した。さうして其幾分は學問の結果自ら此に至ったものと鑑定した。又幾分は學問と反對の方面、卽ち俗に云ふ苦勞をして、野暮を洗ひ落として、さうして再び野暮に安住してゐる所から起ったものと判斷した。

夏目漱石『思ひ出す事など:他十篇』「長谷川君と余」

品に関する記述

「長谷川君」の品は、人そのものの性質、また、修養によって獲得した品。

学問を修めること、また、野暮を排除する辛苦を経ること、によって得た

 

宮本博士が退屈すると酸がたまると云った如く、忙殺されて酸が出過ぎる事も、余は親しく経験してゐる。詮ずる所、人間は閑適の境界に立たなくては不幸だと思ふので、...

夏目漱石『思ひ出す事など:他十篇』「思ひ出すことなど」四

精神的に猛烈に動かすのも、逆に暇であるのも良くない。その中庸が良い。

 

それでは、また明日。