えりまとの在る所

記録を綴って愉快に生きようと試みる

記録(2022年8月12日)*読書メモ(8/12/2022 夏目漱石『虞美人草』)

記録(2022年8月12日)

読書1時間 ◎(計2時間)
英語学習15分
運動

ジョグ20分、日替わりプッシュアップ100回

ストレートバーディップス30回

HIIT(Bicycle Crunch→L-sit→V-Up→Trunk Curl→Flutter Kicks→Squats)各15秒計1分30秒

未回収分

読書629時間(8月の読書時間計26時間)

読んだ本
起床時刻

6:50起床

読書メモ(8/12/2022 夏目漱石虞美人草』)

 

比叡山を登る、宗近一と甲野欽吾。

疲れた甲野は草の上に横になり「反吐が出そうだ」と言い始める。

「凡ての反吐は動くから吐くのだよ。俗界万斛の反吐皆動の一字より来る」

夏目漱石虞美人草』15頁

子気味が良い。声に出して読みたい一文です。 人前で読む内容ではありませんが...

 

宗近と甲野の会話。

「愛嬌と云うのはね、ー自分より強いものを斃す柔らかい武器だよ」

「それじゃ無愛想は自分より弱いものを、扱き使う鋭利なる武器だろう」

夏目漱石虞美人草』15頁

愛嬌を感じるとき...我々は心をズブリと 柔らかき武器で突きさされている。

即ち愛嬌でもって打倒されたのだと自覚して生きていきましょう。

 

引き続き宗近と甲野の会話。文学を学ぶ小野という人物が話の中で登場する。

「いえ、単なる文学者と云うものは霞に酔ってぽうっとしているばかりで、霞を披いて本体を見付けようとしないから性根がないよ」

「霞の酔っ払か。哲学者は余計な事を考え込んで苦い顔をするから、塩水の酔っ払だろう」

夏目漱石虞美人草』50~51頁

「霞の酔い」。美しくて心地良い響きです。メモメモ。

 

 

それでは、また明日。