えりまとの在る所

記録を綴って愉快に生きようと試みる

記録(2022年7月25日)*読書メモ(2022/7/25 武者小路実篤『愛と死』)

記録(2022年7月25日)

読書1時間 ◎(計2時間)
英語学習15分
運動

ジョグ20分、日替わりプッシュアップ100回

HIIT(Bicycle Crunch→L-sit→V-Up→Trunk Curl→Flutter Kicks→Squats)各15秒計1分30秒

未回収分

読書648時間(7月の読書時間計60時間)

読んだ本
起床時刻

6:20起床

読書メモ(2022/7/25 武者小路実篤『愛と死』)

自信の强いことはいゝことだが、他人の長所を認めないことで自信を無理につくろうとするのは醜い。他人の長所は何處までも認め、又他人を何處までも成長させて、他人の價値を十分認めての上の自信は美しい。しかし本當の自信が持てないものは、とかく他人の長所を見ずに短所を見出してはかなき優越感をたのしむ。

武者小路実篤『愛と死』13頁

他者を貶す空威張りはよしておけ、真に素直であれば良い、と。

しかし人の心は一度捻じ曲がると後は酷くなる許りで、もと合った状態へは戻り難い。

 

「他人の長所を見ずに」とありますが個人的には、

「他人の長所が見えなくなる・・・・・・」と言う方が正しいように思われます。

自分の中で、そういう非を認める心があればまだ救いはありましょう。

 

靑年期の靑春は當然だが、多くの人は壯年に入るとともに、疲勞で衰弱してしまふ。これが恢復のために、古人も多く旅に出た。旅は身を動かすことであるのみならず、心を起すことであった。そこに求道の精神をみた島崎藤村ごとき人もあるが、武者小路氏は藤村とは性格的に反對で、むしろ道に遊ぶと云った鷹揚で明るい態度がみられる。

武者小路実篤『愛と死』104頁

例えば若者でも壮年期までに経るような心的変化と疲労を抱えたならば、

その者の心は衰弱してしまうのでしょうか。

「旅は身を動かすことであるのみならず、心を起すことであった。」

とてもいい言葉ですね。旅の経験が少ない私には何か魅力的に感じられます。

 

それでは、また明日。