記録(2022年11月4日)* 読書メモ(11/4/2022 太宰治『太宰治全集 第一巻』)
記録(2022年11月4日)
読書1時間 | ◎(計1時間) |
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瞑想15分 |
◎(計15分) |
運動 |
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未回収分 |
読書509時間(10月の読書時間計6時間) |
読んだ本 | |
起床時刻 |
6:00起床 |
11月の目標
読書メモ(11/4/2022 太宰治『太宰治全集 第一巻』)
叔母の言ふ。
「お前はきりやうが悪いから、愛嬌だけでもよくなさい。お前はからだが弱いから、心だけでもよくなさい。お前は噓がうまいから、行ひだけでもよくなさい。」
私は、かへつて服装に無関心であるやうに振舞ひ、しかもそれは或る程度まで成功したやうに思ふ。誰の眼にも私は鈍重で野暮臭く見えたにちがひないのだ。
...私は容貌のことだけでなく、不器用だといふ點で祖母たちの氣にいらなかつた。
太宰治の幼少期についての記述。見てくれが良くなく不器用で洒落者だった、と。
滿月の宵。光っては崩れ、逆巻き、のた打つ浪のなかで互いに離れまいとつないだ手を苦しまぎれに俺が故意と振り切ったとき女は忽ち浪に呑まれて、たかく名を読んだ。俺の名ではなかつた。
太宰治名物、自殺未遂。この3行に切なさとか何とも言えないものが凝縮されている。
安楽なくらしをしているときは、絶望の詩を作り、ひしがれたくらしをしているときは、生のよろこびを書きつづる。
世が太平の時は暗いもの(悲劇)が流行り、
逆に混乱している時は明るいもの(喜劇)が流行る。
どこで見聞きした内容だか忘れた。色んなところで言われていることかもしれない。
それでは、また明日。