記録(2022年10月25日)*読書メモ(10/25/2022 シェイクスピア作『夏の夜の夢』土居光知訳)
記録(2022年10月25日)
読書1時間 | ◎(計1時間) |
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瞑想15分 |
◎(計15分) |
運動 | |
未回収分 |
読書518時間(10月の読書時間計45時間) |
読んだ本 |
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起床時刻 |
6:00起床 |
10月の目標
読書メモ(10/25/2022 シェイクスピア作『夏の夜の夢』土居光知訳)
ライサンダァ
...一番甘かったものに飽きると、
胸がわるくてたまらぬ程嫌ひになるものだ、
また人々がそむき去る異端の教へは、
それに欺かれた者によって最も憎まれる、...
シェイクスピア作『夏の夜の夢』土居光知訳 83頁
「騙された」と思ったが最後、今までの信頼を真裏に返して、猛烈に嫌い始める。
端から好きでも嫌いでもなければそこまで強烈に心は動かない筈です。
好きが転じて嫌いになるとかなり強い負の感情が生まれますし、
その逆に嫌いが好きになるとかなり心地よい清らかな気持ちになれます。
シイシュウス
...戀人と気狂ひとの頭の中は沸き返つてゐて、
色々の物の姿を創り出す想像力をもち、
冷静な理性では了解することもできぬ物事を考へ出す。
氣狂いと、戀人と、詩人とは
全く想像力で頭がいつぱいだ、
廣い地獄にもはいりきらないほどの鬼を見るもの、
それが氣狂ひだ。戀人も、それに劣らず氣が狂つてゐて、
ジプシイの顔もヘレンのやうに美しいと見る。
詩人の眼は、恍惚たる靈感のうちに見開き、
天より地を眺め、地より天を望み、
かくて想像力が、曾つて知られざる物の
形を生み出すとき、詩人の筆が
その面影を寫し出し、空靈なるものに
居所と名前とを與へる。
シェイクスピア作『夏の夜の夢』土居光知訳 152頁
*ジプシイはヨーロッパの移動民族。
氣狂い→現前しない狂気を本当のことと思い込む
戀人→全てのものを美しいと感じるようになる
詩人→第六感による働きでものを見て、未知のものを描き出す
それでは、また明日。