えりまとの在る所

記録を綴って愉快に生きようと試みる

記録(2022年10月19日)*読書メモ(2022/10/19 シェイクスピア作『リア王』野島秀勝訳)

記録(2022年10月19日)

読書1時間 ◎(計4時間)
瞑想15分

◎(計15分)

運動
  • ジョグ20分
  • 日替わりプッシュアップ100回
    • タックプランシェプッシュアップ100
  • Human Flag 10sec 両サイド ×2
  • スクワット100回
  • HIIT
    • Bicycle Crunch→Mountain Climber Twist→V-up→Trunk Curl→Russian Twist
    • 各種目20秒休憩10秒計2分20秒
未回収分

読書526時間(10月の読書時間計32時間)

読んだ本
起床時刻

6:40起床

 

10月の目標

 

読書メモ(2022/10/19 シェイクスピア作『リア王』野島秀勝訳)

 

エドガー

 高い身分の人もわれわれと同じ苦悩に耐えている、それを見れば、

 自分の惨めさもわれ一人の敵とは思えなくなる。

 気楽な暮し、幸せな人生の情景をあとにして、

 悶々と一人悩み苦しむ者こそ、一番あわれだ。

 だが苦しみにも友があり、耐え忍ぶにも仲間がいるとなれば、

 心の苦しみも大分、今は何と軽く、耐えられそうに思えることか、...

シェイクスピア作『リア王』野島秀勝訳 175-176頁

 

エドガー

 しかし、こうして乞食でいるほうがましだ、馬鹿にされてもその理由がはっきりしているからな、

 いつも馬鹿にされていながら諂われて、それに気づかずにいるよりは。

 運命の女神に見はなされ、どん底に落ちれば、

 浮かび上がる望みこそあれ、もう怖いものなしだ。

 なげかわしい有為転変は高処からの転落だ、

 落ちるところまで落ちれば、笑いが甦る。ならば歓迎しよう、...

シェイクスピア作『リア王』野島秀勝訳 189頁

失うものがない人間ほど恐ろしい物はない。

また、悲劇も行きつくところまでいけば喜劇に転ずる。

 

グロスター

 ...目が見えていたときには、躓いたものだ。今はよく物が見える、

 物を持っていれば安心して油断するが、無一物になれば

 かえってそれが財産になる。...

シェイクスピア作『リア王』野島秀勝訳 191頁

ない、ということが失うことのない財産そのものになる。

 

エドガー

 いや、もっと落ちるかもしれない。「これがどん底だ」などと

 言っていられる間は、どん底にはなっていないのだ。

シェイクスピア作『リア王』野島秀勝訳 191-192頁

不幸を嘆く余裕があるときは、まだ不幸のどん底(極限)にはいない、と。

 

リア

 ...襤褸を着ていれば、破れ目からささいな悪事でも露見する。

 法服や毛皮の長衣なら何でも隠せる。罪に金の鎧を着せれば、

 どんなに丈夫な法の裁きの槍先も折れて、無傷でいられる。

 鎧が襤褸なら、小人の藁しべ一本で刺し貫ける。...

シェイクスピア作『リア王』野島秀勝訳 231頁

金と権力が幅を利かせるのは今も昔も同じようです。

 

エドガー

 ...人間、辛抱が大切だよ、

 この世を去る時も、この世に出てくる時と同じさ、

 万事、機が熟するのを待つのが肝心だ、さ、行こう。

シェイクスピア作『リア王』野島秀勝訳 259頁

じっくりと腰を据えて機が熟するのを待つ...今の私に必要な要素です。

 

 

それでは、また明日。