記録(2022年10月17日)*読書メモ(2022/10/17 シェイクスピア作『オセロウ』菅泰男訳)
記録(2022年10月17日)
読書1時間 | ◎(計1時間) |
---|---|
瞑想15分 |
◎(計15分) |
運動 | |
未回収分 |
読書531時間(10月の読書時間計25時間) |
読んだ本 | |
起床時刻 |
5:00起床 |
10月の目標
読書メモ(2022/10/17 シェイクスピア作『オセロウ』菅泰男訳)
大公
…人の嘆きは、なまじ希望があるためにつのるもの、
施すすべのつきた時には、かえって嘆きは終るものだ。
過ぎてかえらぬ不幸をくやむのは
さらに不幸を招く近道だ。
取りとめようもない手中の珠を、運命に奪い去られた時は
じっと忍耐すれば、災難が笑いの種ともなる。
物をとられても笑っている者は、泥棒から何かをとりかえすというもの、
益ない嘆きにくれている者はわれとわが身を盗むに等しい。
シェイクスピア作『オセロウ』菅泰男訳
イアーゴウ
閣下、嫉妬にご用心なさいまし。
嫉妬は緑色の目をした怪物で、人の心を餌食にして
もてあそびます。妻に不義をされていても、
それが定まる運命と心得て、不貞の妻を愛さぬ男はしあわせです。
が、惚れきっていてしかも疑い、あやしみながらしかも愛さずにおれぬ男は
なんという呪われた月日を過ごすことでしょう!
シェイクスピア作『オセロウ』菅泰男訳 103頁
イアーゴウ貧しくても満足しているものは豊かです。ほんとうの金持ちです。しかし限りない富をもっていても、貧乏になりはせぬかと始終おそれている者は荒涼たる冬枯れのごとくに貧しい。シェイクスピア作『オセロウ』菅泰男訳 103頁
イアーゴウ...危険な邪推というやつは、もともと毒薬で、はじめはあまり苦くもないが、すこうし血に働きかけ出すと、硫黄の山のように燃え上がる。そら、言った通りだ。シェイクスピア作『オセロウ』菅泰男訳 113頁
イアーゴウ、悪役ですけど結構良いこと言いますね。
エミーリア...嫉妬をする人はわけがあるから疑うんじゃないんです、疑い深いから疑うんです。嫉妬は自分で生まれて、自分で育つ怪物でございます。シェイクスピア作『オセロウ』菅泰男訳 132頁
それでは、また明日。