えりまとの在る所

記録を綴って愉快に生きようと試みる

記録(2022年9月16日)*読書メモ(9/16/2022 夏目漱石『イズムの功過』など)

記録(2022年9月16日)

読書1時間 ◎(計5時間)
瞑想15分 ◎(計30分)
運動
  • ジョグ20分
  • 日替わりプッシュアップ100回
    • タックプランシェプッシュアップ50回
    • アーチャープッシュアップ50回
  • (MU5回→SBD30回→PU10回)×5
未回収分

読書550時間(9月の読書時間計60時間)

読んだ本
起床時刻

6:50起床

 

9月の目標

  • 夏目漱石の小説を読み終える
    • 残りは『坊ちゃん』✅『彼岸過迄』✅『行人』✅『明暗』その他小品も
  • 体脂肪率8%へ突入(筋肉量は維持、増加させつつ)
  • 毎日15分の瞑想を朝にやる

読書メモ(9/16/2022 夏目漱石 『イズムの功過』など)

 

  • 夏目漱石『イズムの功過』(読了)
    • イズム:物事の形式を取りまとめたもの。いわば字引であり輪郭であるので、このイズム自体に中味はない。
    • イズムは過去の事象を取りまとめたものであるから、これから先に起こる未来の出来事に関しては当てはめる事は適当でない。

 

  • 夏目漱石『おはなし/無題』(読了)
    • 漱石の工業学校での講話。文学者と技術者の違いについて述べられている。(?)文学はpersonalなものを重視し、技術者となる工業学校の生徒たちはpersonalityを排除したuniversalな考えが重要になると説く。
      • 漱石「文学者にとっては人格が最も大事」
      • 「人格」:個人の思想なり観念なりを中心として考えること
    • 漱石がしばしば非難する資本家(capitalist)につてもちらりと触れている。
        • 文学者は人間を取り上げられては何も出来ない
        • 技術者は腕を取り上げられては何も出来ない
        • 資本家は金を取り上げられては何も出来ない

 

  • 夏目漱石『水底の感』(読了)
    • 寺田虎彦宛に書かれた詩文。曖昧模糊として、それでいて心地の良い「水底」への感覚がロマンチックに描かれている。

 

  • 夏目漱石正岡子規』(読了)
    • 正岡子規との交友について書かれた文章。二人は本当に仲が良かったのだなぁ、と思わせられるエピソードが描かれている。

 

  • 夏目漱石『猫の広告文』(読了)
    • 吾輩は猫である」の広告文。数行程度。話をざっくりまとめると、この広告文になる。

 

  • 夏目漱石『博士問題の成行』(読了)
    • 漱石が博士号辞退を貫く話。漱石の頑固さがよく表れている。

 

  • 夏目漱石明治座の所感を虚子君に問れて』(読了)
    • 高浜虚子に連れられて明治座に芝居を見に行く漱石。結構、「極めて低級に属する頭脳をもった人類で、同時に比較的芸術心に富んだ人類が、同程度の人類の要求に応ずるために作ったものをやってる」などと、手厳しい所感を述べる。が、お俊・伝兵衛に関しては「ばかげた点がなく芸術・人情・頭脳が平均を保ち渾然融合している」と好評する。
      • この辺り、こういう芸能を知っていたら理解も捗るんでしょうが、如何せん舞台を見たことも無く、知識に乏しいので詳しいことは分かりませんでした。

 

  • 夏目漱石『学者と名誉』(読了)
    • z項の発見によって日本中の話題となった木村博士。それを世間はもてはやしている。漱石はこの状態に対して、世間の学者に対する「無関心さ」という不当な見方を批難する。

 

  • 夏目漱石『落第』(読了)
    • 漱石の大学入学前の学生時代についての自叙伝。怠けてばかりで成績も芳しくなかった彼だが「変人でも技能さえあれば職として成り立ってくいっぱぐれることはない」、また、「美術的な事に関心があるから」、という理由で建築家を志し勉学に励む。しかし、友人から「文学者ならば後世何百年何千年先にも残る物を残せる」と諭され英文学の道を歩むことを決心する
      • 実際、漱石は文学で後世に名を残すことになった。(英文学ではないけれども)

 

それでは、また明日。