えりまとの在る所

記録を綴って愉快に生きようと試みる

記録(2022年7月22日)*読書メモ(7/22/2022 夏目漱石『吾輩は猫である 下』)

記録(2022年7月22日)

読書1時間 ◎(計3時間)
英語学習15分
運動

ジョグ20分、日替わりプッシュアップ100回

HIIT(Bicycle Crunch→L-sit→V-Up→Trunk Curl→Flutter Kicks→Squats)各15秒計1分30秒

未回収分

読書652時間(7月の読書時間計53時間)

読んだ本
起床時刻

5:40起床

読書メモ(7/22/2022 夏目漱石吾輩は猫である 下』)

 

獨仙の説教、其の一。

「冗談と云へば冗談だが、豫言と云へば預言かも知れない。眞理に徹底しないものは、とかく眼前の現象世界に束縛せられて泡沫の夢幻を永久の事實と認定したがるものだから、少し飛び離れた事を云ふと、すぐ冗談にしてしまふ」

夏目漱石吾輩は猫である 下』十章

 

たとえ真実であろうとも、

世間一般の認識からあまりにも余りにもかけ離れたことを言うと

ただ冗談を言っているように受け取られてしまう。

 

「眼前の現象世界に束縛せられて泡沫の夢幻を永久の事實と認定したがる」。

見えるもの、感じ取られる範囲のことからでしか出発できない。

そういう我々の認識の欠点を突いた言葉です。いつでも忘れてはならないでしょう。

 

 

獨仙の説教、其の二。

「それでさ、人間は只眼前の習慣に迷はされて、根本の原理を忘れるものだから氣をつけないと駄目だと云ふ事さ。」

夏目漱石吾輩は猫である 下』十章

 

良い習慣であろうと形骸化してしまうと寧ろ良くない性質を帯びることもある。

「習慣」が基盤となっているこのブログを書き続ける数年間で理解したことです。

習慣の根本にある意味を明確に保ち続けなくては効果が失効してしまうんですよね。

しかも、そうなるとなかなか自覚できないんですよね。

私のような「取り敢えず習慣化しとこう」と考えがちな人間は、

このことを、よくよく肝に銘じねばなりませんね。

こう書いている正に今この瞬間にも、

無効化した習慣を機械的に行っているに違いない。

 

それでは、また明日。