えりまとの在る所

記録を綴って愉快に生きようと試みる

記録(2022年7月20日)*読書メモ(7/20/2022 夏目漱石『吾輩は猫である 下』)

記録(2022年7月20日

読書1時間 ◎(計3時間)
英語学習15分
運動

ジョグ20分、日替わりプッシュアップ100回

HIIT(Bicycle Crunch→L-sit→V-Up→Trunk Curl→Flutter Kicks→Squats)各15秒計1分30秒

未回収分

読書655時間(7月の読書時間計48時間)

読んだ本
起床時刻

6:40起床

読書メモ(7/20/2022 夏目漱石吾輩は猫である 下』)

ある朝のこと。珍野家の三女が洗面台で顔を洗っている。

その側を吾輩(猫)が通りかかった場面。

...一番小さいのがバケツの中から濡れ雑巾を引きずり出して頻りに顔中撫で廻はして居る。雑巾で顏を洗ふのは定めし心持ちがわるからうけれども、地震がゆる度におもちろいわ・・・・・・と云ふ子だから此位の事はあっても驚くに足らん。...

夏目漱石吾輩は猫である 下』十章

 

この場面、想像すると吹き出しそうになります。間の抜けた所作が可愛らしい。

 

しかしまぁ、ちっちゃい子は何をしでかすか分からないですよね。

見ていると、時に微笑ましく、時にヒヤッとする。

 

そういえば私も小さい頃、コンセントにゼムクリップを突っ込んで見事に感電し、

両親を仰天させたことがありました。随分心配をかけて申し訳なかったなぁ。

 

余談ですがスティージョブズも確か、

ヘアピンかなんかをコンセントに突っ込んで感電したとかどうとか...

コンセント感電者同士、何か通ずるところがあるかも分かりません。いや、無いか。

 

まぁ、皆さまもこれに劣らずのことを仕出かしたことがあったろうと思います。

小さい頃というのはそういうとんでもハプニングが付き物でしょう。

 

 

朝食を前に控えた苦沙弥が娘達を見渡して何事かを考える。それに対する猫の分析。

人間の定義を云ふと他に何にもない。只入らざる事を捏造して自ら苦しんでい居る者だと云へば、夫で充分だ。

夏目漱石吾輩は猫である 下』十章

ぐさりと刺さる言葉。...本当に余計なものばかりを知らず知らずに抱え込もうとする。

最近はそういう在り方がよほど嫌になってきたのか、

「余計なことはやらん」ようにと色々心がけています。

実生活において無駄のない過ごし方が身に着いたのは良いのですが、

徐々に過激化し始めまして「必要だけど何だか億劫になってきたからやらない」と、

ものぐさが思考の至る所に繁茂しつつある状態です。

でも、これはあくまでも自分が大事にしたいこと、

例えば仕事だったり、趣味だったり、勉強だったり、精神修養だったり、

...そういう好ましいことに注力する余力作りのためですから悪くはないと思います。

 

吾輩は猫である』は明るい調子で楽しく話が進みますが、

時たまこういうドキリとくる言葉が出てきて読者を啓発させるので面白い。

 

それでは、また明日。