記録(2021年12月23日)*読書メモ8
記録(2021年12月23日)
読書1時間 |
◎(計2時間) |
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瞑想15分 |
◎ |
英語学習1時間 |
◎ |
ブログ更新 | ◎ |
運動 |
ジョグ20分、プッシュアップ100回 HIIT(Bicycle Crunch→V-Up→Hollow Body Rock→Mountain Climber→V-Up→Leg raises→V-Up→Trunk Curl→russian twist)各20秒2回計6分 |
スワイショウ |
0回(計45300回) |
未回収分 |
読書660時間 |
回収分 |
読書1時間 |
読んだ本 |
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12月の目標
- 毎日、記録以外の事柄を記事に書く
読書メモ8
第29章 損得の確率による意思決定の変化について
- 意思決定において、結果の確率が高いほど重視する
- ギャンブルの期待値
- 結果の平均加重平均の合計
- 85%の確率で1000円当たり、30%の確率で100円当たる場合、期待値は880円となる。
- 可能性の効果と確実性の効果について
- 当選確率が0%→5%、もしくは95%→100%に上がる場合
- これは質的な変化であり、人はこの数値的変化以上の期待をしてしまう
- 当選確率が5%→10%、もしくは40%→45%に上がる場合
- これは量的な変化であり、上記の確率の変化のような期待はあまりない。
- 可能性の効果(possibility effect):0%→5%という、可能性が生じる確率の質的な変化を過大に感じること
- リスクの可能性が生じる場合、可能性の効果によって人はその確率を過大視する
- ごくごく僅かな可能性を過大視する
- 確実性の効果(certainty effect):95%→100%という、確率が確実になる質的な変化を過大に感じること
- 確実性のかなり高い結果と確実な結果に対する期待には解離がある(95%という高確率な値が、100%と比べて数値以上に過小評価されてしまう)
- 可能性の効果、確実性の効果より、確率の数値には付加的な情報が加算されている場合がある。そのため、人は確率の数値をそのまま受け取って意思決定していない、と言える。
- 当選確率が0%→5%、もしくは95%→100%に上がる場合
- 決定加重(decision weight):物事を決める際の、予想される結果に対する重み付けのこと
- プロスペクト理論においては決定加重≠結果の発生確率
- 期待値の法則は、実際的でないのか?
- ジョン・フォン・ノイマンとモルゲンシュテルンの期待効用理論「結果の重みづけが場合によっては不味い結果を生むから、意思決定は期待値の法則に従って行え」
- アレのパラドックス:モーリス・アレによる経済学会議での期待効用理論の反論
- 1. 47%の確率で1000万円貰える、50%の確率で950万円貰える
- 2. 97%の確率で1000万円貰える、もしくは100%の確率で920万円貰える
- 多くの人は、1で前者を選び、2で後者を選ぶ。「1、2ともに前者を選ぶ」というのが本来合理的で期待効用理論に則った考えである筈なのに
- これこそが確実性の効果(97%という高確率な値でも、100%と比べると、両者には乖離がある。100%、すなわち確実な事柄にウェイトが置かれ、97%という高い確実性を人は軽んじてしまう。そのために、上記のような選択を取る人が多い。)
- 多くの人は、1で前者を選び、2で後者を選ぶ。「1、2ともに前者を選ぶ」というのが本来合理的で期待効用理論に則った考えである筈なのに
- 経済学者はアレの反論はアノマリー(非合理的なこと)として退けられた
- リスクの確率が生じた場合、それが低確率であっても、確率性の効果によって、重みづけがされる。これによって、確率の低いリスクに対して非常に不安になる。この不安を取り除く方法は、リスクの確率を0%にすることである。
- 四分割パターン:利得・損失の確率の高・低によって取り得る人の行動や意思決定は変わってくる。それを4通りに分類したもの。
- 1. 高い確率の利益(確実性の効果が表れる)
- 利益を獲得しない場合を恐れる(高確率を過小評価)
- リスク回避的になる
- 確実な利益を得たがる
- 2. 高い確率の損失(確実性の効果が表れる)
- どうにかして損を防ぎたい
- リスク追究的になる(どうあがいても損失するため)
- 一縷の望みにかける、一発逆転、一か八か...の選択
- 3. 低い確率の利益(可能性の効果が表れる)
- 大きな利益獲得を期待する
- リスク追究的になる
- 良い例は宝くじ(可能性の効果によって、超低確率の当選を期待する)
- 4. 低い確率の損失(可能性の効果が表れる)
- 大きい損を被ることを恐れる
- リスク回避的になる
- 人が保険を掛けたがる心理はこれによる
- ほぼ起きない災害そ心配
- 不安を0にしようとする
- 1. 高い確率の利益(確実性の効果が表れる)
- 損得の確率によって、意思決定の傾向は4パターンに分類される。訴訟などにおける、原告・被告の心理状態や選択などもこれらによって説明できる。
それでは、また明日。