えりまとの在る所

記録を綴って愉快に生きようと試みる

ツギハギの自分

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どうも、えりまとです。

「あなたは本当にあなた自身でしょうか?」

さて、唐突な質問で

「何言ってんだこいつ?」と思われるかもしれません。私ならそう思う。

私のその回答は、

「私は私でない」です。

 

なぜそうなのか?

今回は「自分を成り立たせるもの」について書いていきたいと思います。



 ツギハギの自分

あなたの持つ思考はあなた自身が作り出したものでしょうか?

きっと、そうではありません。

親や兄弟、友達、先生、本、過去の偉人といった人々から

その要素の一部を受け継いでいるのです。

 

他人の特徴(気高さ、頑固さ、優しさ、寛大さなど)

本の内容(成功のための思考法や、偉人の残した言葉、生き様)

 

というように外側の何かから引っ張ってきて、

それをつなぎ合わせて1つに融合し、「自分」が形成されるのです。

 

ですから、「自分だと思っているものは自分ではない」と言うのです。

 

あくまでも「自分」というものは、他人の一部を糸でつなぎ合わせたような

「ツギハギの自分」であるのです。

 

自己の確立

 ちょっと話は逸れますが、

「本当の内からくる自己」を確立するとはどういうことなのでしょうか。

それは「誰も考えつかないこと思考を生み出すことだと思います。

過去の偉人で、

驚くべき発見や発明、思想を生み出した人なんかがそうなんじゃないですかね。

 

環境が自分自身

では、本題に戻りましょう。

「自分とは外にある他人の要素を融合したもの」と言いましたが

「で?それでなんなの?」となりますよね。

 

ここで大事になってくるのが

「周りの環境」なんです。

 

自分を確立するためにつなぎ合わせるその要素は、

あなた自身が選択するものも、そうでないものもあります。

あなた自身が選択するものは

「あの人のこういうところが素敵だから真似しよう」とか

「この人のこの方法なら上手くいきそうだから真似しよう」

といったように建設的なものが多いです。

 

ですが反対に、

「あなた自身が選択せずに受け継いだ要素」は

逆に破壊的なものが多いと考えます。

 

そして、その要素を受動的に身に着けるものというのが

「周りの環境」なのです。

 

というか、引き継ぐ要素の多くは「周りの環境」です。

 

だから、「自分を変えるためには環境を一新しなさい」とよく目にするのですね。

 

そうなってくると

 

「周りの環境」が「自分自身」であり「自分自身」が「周りの環境」

 

と言えるのではないでしょうか。

 

「自分を変えるのにはどうすればいいですか?」という問いに対するその解の一つが

「環境を変える」というのことには同意します。

 

ですが、私ならそこにもう一つ付け加えたいのです。

それは

「自分の周りの環境を自分自身だと思う」ことです。

 

というかこれは常に意識しておくべきですね。

自分と環境を一体とみなすことで新しい発見があるんじゃないでしょうか。

自分を変えるために、理想の環境(あなた自身)を創造していきましょう。

 

それでは、また明日。